フランス語作文の練習について

フランス語作文の練習について感じたことを、幾つか書きだします。

その前に。
大賀先生の参考書『現代フランス語作文のテクニック』にも書いてあったことですが、読解力の涵養が第一です。

現代仏作文のテクニック

現代仏作文のテクニック

その読解力の目安としては、les cles junior(中学生ぐらい向けに作られたニュースサイト)を読んでも分からない文や単語がが5個も10個もない、ぐらいでしょうか?
(サイト;http://www.lesclesjunior.com/
基本的な文法事項(冠詞・時制・関係詞等)を理解して、それなりの語彙を覚えていないと、書いた作文を直されたところで、自分の間違いが理解できません。これは困りものです。ですので、自分は読解力がないなと思う人は、作文の前に読解の練習をすることをオススメします。基礎的な読解のための教材は上にリンクをはった、les cles juniorの記事がいいと思います。ニュースも仕入れられますし。

作文に話を戻しますが、文章を書く際にまず大事なのが、表現パターンの収集です。
たとえば、「〜について」は(ニュアンスの違いを捨象して)
sur, 〓 propose de, au sujet, 〓 l'〓gard de, concernant, etc.
があります。
新聞記事や論文に目を通す際に、「これは」と思った表現はノートに取り、暇なときや作文中に見返しましょう。
知っている単語を増やすのも大事ですが、作文にはむしろこういった表現パターンの方が重要です。
これらを調べつつ、あとは実際に書く。そして一番大事なのが、ネイティブチェックです。これがあるのとないのとでは、天と地ほど違うと思います。冠詞や名詞の単数・複数はマズ間違いなくなおされると思います。その際には、なるべく理由を聞いてみましょう。