覚え書き〜動物保護について

最近、フランスでも「動物性」をめぐる思想が流行っているのですが、その思想が結実するのはやはり動物保護、あるいは動物愛護の問題においてでしょう。
なので、この問題についてネットで調べてたのですが、やはり嫌な気分になりますね。
とりあえず、分かったことを幾つか、備忘録としてまとめておきます。

・悪質ブリーダーの問題。
こちらのサイトが詳しい。
http://blogs.yahoo.co.jp/knd_pev77/61745438.html
動物の商品化が進み、投資の対象になった結果です。
そもそも「ペット(=商品、動産)」という発想に問題があると思う。
ドイツでは動物が欲しい人は、ペットショップよりも先に保健所に行くようです(詳しくは下に)


・動物愛護保護法とその改正
「動物保護法」についてはこちら。
http://aigohou.doginfospace.com/
やはり、悪質ブリーダーを叩く根拠は動物保護法だけなのだから、武器はきちんと点検したい。

動物保護法の問題点。
http://www.alive-net.net/law/kaisei2012/youbou_201010.htm
動物の殺処分の方法に「撲殺」があるのには驚きです…。

署名はこちら(ただし、改正の内容がまだ判然としていない気がします)
http://www.hogohou.net/notes.htm

・動物の殺処分について

「ドリームボックス」という名の殺動物マシーンの様子。
http://annesdiary.blog50.fc2.com/blog-entry-405.html

ドイツでは殺処分の件数がかなり少ないようです。
http://dogactually.nifty.com/blog/2010/04/post-b995.html
これが本当ならドイツはかなりの動物先進国ですね…。

・動物保護団体
アニマルレフュジ関西(他にもたくさんあるでしょうが)
http://drupal.animalrefugekansai.org/?q=ja/
震災直後から活発に動物救援活動をしているようです。


以上、備忘録でした。
まとめつつ考えたこととしては
①飼い主の啓蒙ほど大切なことはない。ただペットショップに行く前に保護団体からもらうことだけで、殺処分される動物を救い、悪質ブリーダーの駆逐に一役買います(もっとも、良心的なブリーダーが丁寧に育てた動物が買われなくなってしまうという難点がありますが。ここでも、悪貨は良貨を駆逐する)
②動物保護法を含めた政府・行政の対応を検討すること。ペットの話は意外と「道徳論」に陥ってしまうことが多い気がしますが、こういう制度的な観点も大事にはしたいですね。
③ある社会が動物とどのような関係を持っているのか、ということはある社会の特徴を現す一つのメルクマールだといえなくもないかも。動物愛護闘争を賦活するためビジョン。こういうのを考えないと後手後手になる。ここが思想家のがんばりどころか。

おまけ。
ドイツの本屋で見かけたので買いました。
話は「動物を食べること」についてで少し異なりますし、ちょっと文章が読みづらいですが、内容はかなり興味深いです。

Eating Animals

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